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母在りし春の詩


あさはやくおこされる
父親がタバ コを母親にか くれてすうた めに一階にく るのだ
鼻がつんとする
くしゃみがでる
花粉プラス
ふくりゅうえん

ぼくはどこかの高級レストランのVIP席から窓の外をながめている
なんの花だかわからないがいろとりどりの大輪の花がさきほこっている島が二、三見える
あまりのうるわしさにあたりをきょろきょろして視線を外したくなる眺め

だがぼくはおもいだしてしまう
この席には勝手にすわってしまったのだ
もしかしたら予約した誰かがくるかもしれない
特別料金をはらってないので
ばれたらたいへんだぞ


そんな不安をかかえはじめるとそわそわしだした
だがこの景色はまだみていたい
満艦飾の花の島はこころなしか鼓動して微動しているようにみえた
だがそれは ぼく の心 臓の はく どう だった

いやなにおいはいつの間にか
限り無く〇に近い程度にまでうすめられていた
父親が玄関ドアをあけてでていく

ぼくは鼻をかみ
うがいするためにたちあがってベッドからはなれる
父親が玄関前のパイプホルンを半分わざとならす
睡眠の最後の根っこは切られた
彼女が存在すればなと思う
彼女というのはかなしみの重さそのことなのだが


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