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愛について


遠い日々をめくって
今日に辿り着く
あの日見た互いの夢を叶えることなく
誓い合った約束はなかったことにして

この懐かしい場所に来て
空をわざとらしく見上げてみると

ありきたりな詩の言葉のように涙が流れた
日々が人を変えるというなら
新しい約束をあなたとするために
ゆっくり立ち上がろう


海の水面は
真新しい日記帳
波がページを
めくってゆきます
潮風が
吹き続ける限り
僕たちの恋は
陽のクレヨンで
刻まれ続け
水平線は
神の慈愛のように
揺るぎなく
僕たちの
永遠になるのです


世界では
悪い火が絶えない
火を消すときは
水に任せよう
その水を動かすために
風を呼ぼう
風が裏切り
火の味方をするときは
風をさえぎる
地を呼ぼう

大地のような心を
人間は持つべきだろう


生まれる前は
ばらばらでした
父と母のとある愛で
まとまったあなたが
生まれました
そんなあなたは
人を愛することを
知りました
愛する人よ
あなたが死んだら
またばらばらだけど
原子に名札を
貼っておくから
探してみるね


全ては生きた証だった
全ては生きたあなただった
そしてあなたはまだ生きる


時は止まりません
時は動きもしません
時そのものは
もうすでにあり
全き存在です

人と人との愛だけが
時に亀裂を与えます
全能なるものを
壊さずにはいられない
人間の業
人が人を愛するとき
時は止まります
時は動きます


あなたのトラウマを
虎と馬にして
野生に返してあげたい

あなたの歯並びが
白木蓮のように
春陽に光ってほしい

そして
あなたの笑顔と
僕の笑顔が
キャッチボールする
そのボール
見つけ出したい


大切なのは
自分をいたわる心
自分の価値を認める心
自分の弱さを見つめる心
自分も他人も同じ人間であること
それらに気付くことができれば
他国を侵略するように
他人を傷つけることはしなくなるはずだ

傷つけることが
自分自身をより深く痛め付けるということに
気づけば一歩成長する



(愛があって生まれた訳じゃないんだ
誰の子か分からないんだ
男の子が言いました
愛されずに捨てられて親の顔知らないし
女の子が言いました

大人になったらわかることなんだろう
愛とかそーいうの
男の子は言いました
大人にはなりたくないな
愛なんかいらねー
女の子は言いました
ねえ
地球が回ってるね
男の子が言いました
うん
だだをこねてるんじゃん?
さびしくて
女の子が言いました

ねえ ぼくらも回ってみようよ
うん どっち回りかな
どっちでもいいよ
クルクルリーン
クルリン~
ドテ)



毎日あなたの睫毛に乗っかって 
この昼のすがすがしい小路を歩きたい

ただそれだけのために
何時間もかけて会いにゆくよ

夜になってひとりで電車で帰るとき
一周してまたあなたの駅に戻ってこないかななあんて
あくびでごまかして涙こぼした

あなたの声を聞かずに眠ることができなくなってしまったよ

毎日あなたの睫毛に乗っかって
この夜のけだるい暗闇から逃れたいよ

あなたの声が聞きたくて眠ることができなくなってしまったよ





(薄紫の夕日の渦の中
たったひとりで
うずくまっては
孤独を小枝にして
地面に溝を掘る

うむ

いつものオママゴトなのだ

涙という名の淑女よ
今日も公園にいらっしゃい

やっぱりオママゴトは二人でするのがいいよ
日が暮れるまでなら
遊んでくれるよね)




春の海の乱反射
きらめく宝石
イノセントでありたい
あの日の思い出とかいう奴め

生まれる前の
あなたは
どんな夢を見ていたの?
死んだ後の
あなたは
どんな夢を見たいかな?
せめて今だけは
夢から
覚めてしまいましょう




(生きることで死なない存在でいたい)




目を閉じてみるべきだ
世界には幅がないのに
目を開けていると
近さや遠さを
感じてしまう
あなたが近くにいることと
あなたが遠くにいることは
おなじこと
世界に幅はないのだから
だから
目をとじてみるべきなのだ



いつかあなたも
空気の中を
今と変わらず
ちょっぴり寂しそうに
ちょっぴりうれしそうに
漂いはじめたら
いつものように
二人だけの合図で
あなたを呼ぶから
何事もなかったように
そばに来て
触れ合いたい

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