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整体院


整体の職場に行ったら死体が浮かんでいた。

それはレジスターと入口との間に浮遊していたのだが、味噌汁の中のお麩のように浮いているわけではなかった。

そういえば今は一カ月ぶりのキャンペーン期間中なのだった。

死体は常連のおばあちゃんのお客様だった。

本物の店と偽物の店があるのが二十一世紀特有の現実なのだが、どうやら偽物の店の方へとわたくしの脚は吸い込まれてしまったようなのだ。

思わず知らず足を運んでしまった、というよりも強かな運命の皮肉力に引っ張られたかのように。

その刹那。

オーナーが店内にやってきて、安西大樹さんここは是非オーナーである僕に任せて、本物の店の方に行ってください、遅刻ですよ、
と言った。



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